
網戸とサッシレールの掃除方法を、窓のメーカーが公開しているお手入れ情報をもとにまとめます。同じ窓まわりの掃除でも、窓枠がアルミか樹脂かで使ってよい洗剤も道具も変わり、メラミンスポンジは片方では使用禁止とされています。札幌のハウスクリーニング専門店・おそうじハウス札幌が、網戸を外すかどうかの判断、レール掃除の正しい順番、戻すときの「はずれ止め」までご紹介します。
最初に確かめるのは「窓枠の材質」
網戸とサッシの掃除で失敗する原因のほとんどは、洗剤や道具の選び方です。そしてその選び方は、窓枠がアルミなのか樹脂なのかで変わります。
見分け方は簡単で、▶ 金属の質感で、触るとひんやりするのがアルミサッシ、▶ 白や淡い色のプラスチックのような質感で、冷たさを感じにくいのが樹脂サッシです。アルミと樹脂を組み合わせた複合サッシもあり、その場合は外側がアルミ、室内側が樹脂になっていることが多くなります。判断がつかないときは、メラミンスポンジを使わないでください。あとで説明するとおり、アルミに使ってしまうと元に戻せないためです。
アルミ製品の場合
LIXILはアルミ製品のお手入れについて、洗剤は中性のものを薄めて使い、柔らかい布またはスポンジで拭くこと、隅の部分は歯ブラシを使うことを案内しています。基本の手順は①砂やほこりを丁寧に取り除く ②水を含ませた柔らかい布またはスポンジで拭き取る ③かたく絞った布で全体を拭くという流れです。掃除の目安は少なくとも年1〜2回程度とされ、海岸地帯や交通量の多い道路沿いは塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいのでこまめな手入れが必要、と案内されています(出典:LIXIL「お手入れ・お掃除方法|窓・シャッター|アルミ製品」)。
使ってはいけないものとして挙げられているのは、酸性薬品、アルカリ性薬品、塩素系薬品、エタノール以外の有機溶剤、クレンザー、金たわし、ワイヤーブラシ、サンドペーパーです。そして、メラミンスポンジはアルミ本体には使用禁止とされています。
同じページには、▶「窓(サッシ)の錠やハンドルなどの樹脂部品の汚れは、市販のメラミンフォーム材で拭き取ると効果的です」という注記もあります。1枚の案内の中で、アルミ本体には使わない・樹脂部品には使ってよい、と書き分けられているということです。
樹脂製品の場合
樹脂製品についても、使ってよい洗剤は中性洗剤で、水でぬらした柔らかい布またはスポンジのほか、市販のメラミンフォーム材(いわゆるメラミンスポンジ)が使える道具として挙げられています(出典:LIXIL「お手入れ・お掃除方法|窓・シャッター|樹脂製品」)。
使ってはいけないものは、酸性薬品、アルカリ性薬品、塩素系薬品、およびエタノール以外の有機溶剤です。これらは樹脂部材を溶かしたり、表面と塗装のはがれを引き起こすと説明されています。ワイヤーブラシ、サンドペーパー、クレンザー、金たわしも不可で、さらにストーブ・ドライヤー・アイロンなどを近づけたり接触させたりしないことも注意点として挙げられています。
メラミンスポンジの扱いが正反対になる
並べてみると、はっきり違うのがメラミンスポンジです。樹脂の部分には使ってよいとされ、アルミ本体には使用禁止とされています。メラミンスポンジは水だけで汚れが落ちる便利な道具ですが、実態としては非常に細かい研磨材です。アルミの表面は塗装や表面処理で守られているため、そこを削ってしまうと元に戻せません。
逆に、▶ 塩素系・酸性・アルカリ性の薬品が使えないのは、アルミも樹脂も共通です。カビ取り剤やクエン酸、アルカリ電解水を窓枠にそのまま吹きつけるのは、どちらの材質でも避けてください。窓枠のゴムパッキンに生えた黒カビを塩素系で落としたくなる気持ちは分かるのですが、周囲の枠に垂れると影響が出ます。洗剤の性質についてはアルカリ電解水とセスキの違い|pHと洗浄力を比較・汚れ別の使い分け早見表もあわせてご覧ください。
網戸は「外さずに拭く」が基本
網戸の掃除というと、外して庭やベランダで水をかけて洗う光景を思い浮かべる方が多いのですが、メーカーが案内している基本はもっと軽い作業です。
LIXILは網戸のお手入れについて、通常は「網戸をつけたまま、網のホコリを布やブラシで取るか、軽く水拭きをしてください」としています。そのうえで、汚れがひどい場合に限って「網戸をはずし、柔らかい布やスポンジ、またはブラシなどで水洗いしてください」とし、水で薄めた中性洗剤をつけた柔らかい布やスポンジで軽く拭いて水洗いし、「乾燥させてから、取付けてください」と案内しています(出典:LIXIL「窓まわり|網戸|お手入れ・張替え」)。
同じページの可動式網戸・横引きロール網戸の項では、禁止事項として「シンナー・ベンジンなどの有機溶剤や漂白剤は絶対に使用しないでください」、そして「タワシなどの硬い物でこすらないでください」の2点が明記されています。網は繊維でできていますので、力を入れてこすると網目が広がったり、たわんだりします。
また、YKK APのよくあるご質問では、上げ下げロール網戸や横引きロール網戸、可動網戸といった機種について「網戸を取り外さずに室内側も室外側も掃除ができます」と案内されています。▶ そもそも外す前提になっていない網戸もあるということです。まずはご自宅の網戸がどのタイプかを確かめてみてください。
春の花粉やPM2.5の時期に、窓とサッシをどの順番で掃除するかについては札幌の春の花粉・PM2.5対策|窓・サッシの効率的な掃除方法で解説しています。この記事は季節を問わない「材質と道具」の話としてお読みください。
外した網戸を戻すときは「はずれ止め」を必ずセット
網戸を外して洗ったときに、いちばん見落とされるのがここです。
YKK APは「網戸についてのお願い」の中で、「はずれ止めをセットしていない網戸は、強い風ではずれることがあります」と注意を出しています。取付け作業の際は「周囲に人がいないことを確認のうえ、安全に十分注意して行ってください」とされ、さらにビル・マンション用網戸の項では「ゆるみ、がたつきなどがある場合、そのままにしておくと、落下などの思わぬ事故につながるおそれがありますので、早急に建物管理者様、建設会社様、販売店様へご連絡ください」と記載されています。部品の装着時については「ネジは絶対にはずさないでください。部品が窓の内部に落下するおそれがあります」という注意もあります(出典:YKK AP「網戸についてのお願い」)。
網戸そのものは軽いので油断しがちですが、マンションの上階から外れて落ちれば、下を歩いている人にとっては十分に危険です。外して洗った網戸は、戻したあとに必ず上下に軽く動かして、はずれ止めが効いているかを確認してください。
▶ 網戸を外す前に確認したいこと
- 外さなくても掃除できるタイプの網戸ではないか
- ベランダや外側で作業するとき、下に人がいないか
- はずれ止めの位置と、元に戻す手順を覚えているか(外す前に写真を撮っておくと確実です)
- 網や枠にゆるみ・がたつきが出ていないか
もしゆるみやがたつきが見つかった場合は、ご自身で調整しようとせず、建物管理者や販売店にご相談ください。YKK APも同じように案内しています。
高層階にお住まいの方や、大きな窓の網戸で不安がある場合は、無理に外さず室内側から拭くだけにとどめるほうが安全です。
サッシレールは「吸う→こする」の順番で
レールの掃除でやってしまいがちなのが、いきなり水をかけることです。乾いた砂ぼこりは掃除機で吸えますが、水を含んだ砂は泥になり、レールの角に押し込まれて余計に取れなくなります。
LIXILが案内しているレール掃除の方法は次のとおりです。②は代替の方法として、③は「こびりついた汚れ」への対処として示されています(出典:LIXIL Q&A「サッシの引違い窓のレールを掃除する方法」)。
▶ ① 掃除機で吸う
「掃除機の先の尖ったノズルでレールにたまったホコリなどを吸い取ります」
▶ ② 刷毛や霧吹きでかき出す
「塗装用の刷毛で掃き出したり、空の霧吹きで吹き飛ばしたりするのもひとつの方法」
▶ ③ 細いものに布を巻いてこする
「割り箸や使い古しの歯ブラシ、マイナスドライバーなどに布を巻き、汚れをこすりつけるようにすると、きれいになります」
そして、はっきりした禁止事項があります。「こびりついた汚れを金属ベラなどで無理やり削り落とそうとすることは絶対にしないでください。レールが曲がったりキズついたりする原因となります」。レールが曲がると、窓の開閉が重くなったり、戸車の動きに影響が出たりします。掃除で直そうとして、かえって修理が必要な状態にしてしまうことがあるということです。
ポイントは、マイナスドライバーを使う場合も「布を巻いて」使うと書かれている点です。金属を直接レールに当てないための工夫で、ここを省略すると傷が入ります。
なお、樹脂製品のお手入れの案内には「樹脂製品の場合、レール部分にたまった砂やゴミをそのままにして使用を続けると、傷の原因となりますので、なるべくこまめなお手入れをおすすめします」と書かれています。▶ 樹脂サッシでは、砂を放置したまま窓を動かし続けること自体が、レールを削っているということです。掃除の頻度を上げることが、そのまま窓の寿命を延ばします。
札幌で網戸とレールをやるなら、秋のうちに
札幌の住まいでこの作業をするなら、窓を開けなくなる前、9月から10月にかけてがおすすめです。理由は3つあります。
ひとつめは、夏のあいだにためた砂ぼこりを持ち越さないためです。網戸とレールの汚れは、風で運ばれた砂と、大気中のちりが中心です。それを載せたまま冬を越すと、春に水分を含んで固着した状態から始めることになります。
ふたつめは、気温です。水を使う作業ですので、屋外での水洗いは気温が下がりきる前に済ませたほうが体もラクですし、乾きも早くなります。網戸は乾燥させてから取り付けるようメーカーも案内していますので、乾く時間を確保できる時期のほうが向いています。
みっつめは、冬囲いなど外回りの作業とまとめられることです。外回りのリセットについては札幌の冬囲い解除後の外回り清掃|融雪剤跡・砂・窓のリセット術で、冬の結露とカビの対策については結露がひどい札幌の冬|窓まわりのカビ予防と掃除のコツで解説しています。窓まわりは、秋にレールと網戸を整えておくと、冬の結露掃除がかなりラクになります。
窓・サッシのクリーニングはおそうじハウス札幌へ
おそうじハウス札幌は、札幌市を中心にハウスクリーニングを行っている専門店です。窓ガラス・サッシ・網戸のクリーニングのほか、水回り5点セット、エアコン、フローリングまで、住まいまわりのお掃除をまとめてお引き受けしています。
枚数が多いお宅、高い位置にある窓、外して洗うのが不安な網戸など、ご自身で作業するのが難しい部分ほどご相談いただくことが多い場所です。当店は女性スタッフも在籍していますので、在宅での作業に不安がある方もご遠慮なくお申し付けください。お見積もりは無料で、作業後の追加料金はいただきません。
各メニューの料金は料金メニューに掲載しています。窓の枚数や設置状況によって作業内容が変わりますので、まずはお気軽にご相談ください。
窓・サッシ・網戸クリーニングのご相談・お見積もりは無料です
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