
エアコン室外機まわりの掃除は、自分でやっていい範囲がはっきり決まっています。室内機のフィルターと違い、室外機は内部に電気部品と熱交換器があるため、良かれと思ってやった作業が故障や事故につながることがあります。この記事では、エアコンメーカーが公開している情報をもとに、自分で手を出してよい範囲と避けるべき作業を整理し、あわせて札幌の冬に効いてくる雪と霜取り運転の話を、札幌のハウスクリーニング専門店・おそうじハウス札幌がご紹介します。
室外機は「洗う」より「まわりを空ける」が先
室外機は、外の空気を吸い込んで熱をやりとりする装置です。ダイキン工業が公開している「空気の学校」のお手入れ解説では、室外機の吹き出し口の前に物を置いたりカバーで覆ったりすると、吐き出した空気が室外機のまわりにたまってしまい、部屋を暖める力が弱くなると説明されています。室外機の前は物を置かず、空気がスムーズに流れるようにする——これが最優先の手入れです。
汚れを落とすことよりも先に、まず周囲の環境を整える。ここを飛ばして本体を磨いても、効きは戻りません。夏場の効率と電気代の観点からのセルフケアは「エアコン代、高くない?」プロが教える3つのセルフケアでも触れています。本記事は、冬と雪を含めた室外機まわり全体の話です。
自分でやっていいこと
▶ 周囲の物をどける
吹き出し口・吸い込み口の前にある荷物、植木鉢、ゴミ袋、掃除道具などを片付けます。ダイキンの大雪に関する解説でも、大雪が想定されるときは室外機のまわりが物でふさがれていないかをあらかじめチェックし、ゴミ袋や掃除道具でふさがれていたら片付けておくよう案内されています。
▶ 吸い込み口・吹き出し口をふさいでいる雪をどける
ダイキンの大雪に関する解説では、室外機のまわりに雪が積もって吸い込み口・吹き出し口をふさいでしまったら、エアコン専用ブレーカーをオフにしたうえでまわりの雪を取り除き、取り除いたあとにブレーカーをオンに戻してリモコンで運転を再開するよう案内されています。空けるめやすは吹き出し口・吸い込み口の前を30センチ。一般に前面が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口なので、前面だけでなく側面・背面も確認します。室外機の上に積もった雪も、落ちてふさぐことがあるので取り除いておきます。同解説では、これを試しても正常に運転しない場合や異音がする場合は、使用しているエアコンのメーカーに問い合わせるよう案内されています。
ここから下の2つは、メーカーの記載ではなく当店が現場で安全と判断している範囲です。
▶ 外まわりの落ち葉・砂・ホコリを取り除く
格子の内側には手や道具を入れず、本体の外側と手前に溜まった落ち葉、雑草、砂ぼこりだけを取り除きます。札幌なら、冬囲いを外したあとの砂や融雪剤の跡と一緒に片付けてしまうのが効率的です(冬囲い解除後の外回り清掃)。
▶ 排水の出口が埋まっていないか見る
暖房運転中の室外機は水を排出します。出口が雪や土でふさがれていないかを、見て確認するだけにとどめます。ホースを引っぱったり差し替えたりはしません。
やってはいけないこと
▶ フィン(熱交換器)を自分で洗う
室外機の中には、薄い金属板が並んだフィン(熱交換器)があります。ダイキンの「空気の学校」では、室内機のフィンについて「フィルターのようにかんたんにはできないので、よごれが目立つようならプロに相談を」と案内されています。手の届きにくさと構造は室外機も同じで、しかも屋外にあるぶん外して洗うこともできません。家庭用の高圧洗浄機を当てるとフィンが曲がり、かえって空気の通りを悪くします。金属の縁は鋭く、素手で触れると手を切ることもあります。
▶ 分解する・パネルを開ける
室外機の内部には電気部品と、冷媒が通る配管があります。パネルを開けて内部を拭く、ファンを手で回す、といった作業は事故と故障のもとです。異音や振動が続く場合は、掃除ではなくメーカーや販売店の点検を依頼してください。
▶ カバーで覆ってしまう
運転中の室外機をカバーで覆うと、前述のとおり空気の流れが妨げられます。雪対策なら、ダイキンの解説でも挙げられている防雪フードや防雪ネットといった専用の部材を使う考え方になります。夏に日陰をつくりたい場合も、本体に密着させず離した位置に立てかけるなど、吹き出し口・吸い込み口をふさがない形にしてください。
▶ 氷をたたいて割る・熱湯や大量の水をかける
凍りついた部分を工具でたたけばフィンや配管が変形します。熱湯も禁物です。ダイキンの解説では、凍りついた室外機に熱湯や水を大量にかけると、室外機の底板に溜まった水分が凍って膨張し、ファンや室外機内部の部品を損傷させる恐れがあると注意されています。困ったときは無理をせず、販売店やメーカーに相談するのが安全です。
札幌の冬に効いてくる「雪」と「霜取り運転」
札幌でも暖房にエアコンを使うご家庭は珍しくなくなりました。冬の室外機まわりは、夏とは別の注意点があります。
雪が吹き込むと暖房が効かなくなる
日立グローバルライフソリューションズの寒冷地向けエアコンの解説では、室外機内部に雪が吹き込むと、暖房能力が低下したり凍結して運転できなくなると説明されています。同社は、季節風の影響を受けにくい東側や南側への設置、雪の吹き込みを防ぐこと、地上設置では雪に埋もれないよう高置台を使うことを挙げています。
除雪のときに、かいた雪を室外機の前に寄せてしまうお宅は少なくありません。玄関前の雪の置き場所を決めるときは、室外機の前を外して考えてください。
霜取り運転と、足元で凍る水
冬の暖房中、室外機には霜が付きます。これを溶かすのが霜取り運転です。同社の解説では、霜取り運転によって室外機底面から流れ落ちたドレン水が氷結すると、排水ができなくなるとされ、室外機は人が通る場所を避け、ドレン水で地面が凍結しても問題のない場所に設置すること、室外機底面から800mm以上のスペースを空けて排水を良くすることが挙げられています。上下に重ねて設置すると上の室外機の水が下を凍結させる原因になるため、横に並べる、という注意もあります。
すでに設置済みのお宅でも、室外機の足元が通り道になっていないかは確認する価値があります。凍った路面で転倒するリスクは、機械の不調より切実です。
故障と間違えやすい症状
ダイキンの大雪に関する解説では、大雪のときによくある症状として「暖房に設定しているのに暖かい風が出てこない」「運転開始から5分くらいで止まり、しばらくするとまた運転を開始する」「室外機から異音がする」「室外機から湯気が出ている」が挙げられています。湯気や一時的な停止は、霜取り運転にともなって起きることがあります。すぐ故障と判断せず、まずは室外機のまわりが雪や物でふさがれていないかを確かめてみてください。そのうえで、同解説ではしばらく経っても暖房運転を再開しないときは、使用しているエアコンのメーカーに問い合わせるよう案内されています。様子を見続けずに、そこで切り上げるのが安全です。
設置環境そのものを変えたいときは
雪の吹き込みが毎年ひどい、室外機が埋もれる、足元がいつも凍る——こうした場合は掃除では解決しません。防雪フードや高置台といった部材の追加、設置場所の変更は、エアコンの販売店や設置業者の領域になります。当店の作業範囲外ですので、購入されたお店やメーカーの相談窓口にお問い合わせください。
一方で、「暖房の効きが落ちた気がする」「風がにおう」といった症状が室内機側から出ているなら、内部の汚れが原因のこともあります。普段の使い方でカビを防ぐ方法はエアコンの内部カビを防ぐ普段の使い方、クリーニングを頼む間隔の目安はエアコンクリーニングは何年に1回?でまとめています。
エアコンクリーニングはおそうじハウス札幌へ
おそうじハウス札幌は、札幌市を中心にハウスクリーニングを行っている専門店です。エアコンの分解洗浄のほか、水回り5点セット、窓・サッシ、フローリングまで、住まいまわりのお掃除をまとめてお引き受けしています。依頼のタイミングに迷う方は札幌のエアコンクリーニング|依頼のベストな時期と業者選びのポイントもご覧ください。
室内機の内部は、ご自身で手を入れると部品の破損につながる場所です。当店は女性スタッフも在籍していますので、在宅での作業に不安がある方もご遠慮なくお申し付けください。お見積もりは無料で、作業後の追加料金はいただきません。
各メニューの料金は料金メニューに掲載しています。設置状況や台数によって作業内容が変わりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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