
フローリングの黒ずみやベタつきが気になる方に向けて、水拭きしていい床・いけない床の見分け方を解説します。「しっかり洗おう」と洗剤を強くしたり、スチームモップを使ったりすると、かえって床材を傷めてしまうことがあります。本記事では、札幌のハウスクリーニング専門店・おそうじハウス札幌が、床材メーカーが公開しているお手入れの案内をもとに、日常の落とし方と避けたい道具・洗剤をまとめました。
結論:フローリングは「から拭きが基本」で、水拭きは固く絞ってから
先に結論です。フローリングのお手入れは、乾いた雑巾やモップでのから拭きが基本で、それで落ちない汚れだけ、固く絞った雑巾で拭き取ります。パナソニックは木質床材のお手入れについて「乾いたぞうきんやモップでのから拭きが基本です!」と案内し、から拭きで落ちない汚れは「ぞうきんを濡らし固く絞ってから、拭き取ります。それでも落ちない場合は、水に少量の中性洗剤を入れ、ぞうきんに染み込ませて拭き取ってください。」としています。
ポイントは絞り方です。同社は「固く絞ったぞうきんとは:脱水機をかけた後ぐらいの絞り方が目安です。」と具体的に示し、絞らずに水拭きすると水分によるひび割れ・反り・膨れ、ワックスの白化が生じる場合があるとしています。「濡れているかどうか分からないくらい」が正解、と考えてください。
黒ずみとベタつきは、原因が別のもの
同じ「床が汚れている」でも、黒ずみとベタつきでは正体が違います。
▶ 黒ずみ
素足の皮脂やホコリ、調理の油煙が混ざって膜のように積もったものが中心です。とくにダイニングやキッチンの手前、ソファの前など、人が立つ場所に出やすくなります。ワックスを重ね塗りしすぎて古い層がくすんでいるケースもあります。
▶ ベタつき
油煙に加えて、洗剤やウェットシートの成分が残っていることがよくあります。パナソニックも、洗剤使用後は雑巾で洗剤をしっかり拭き取るよう案内しており、洗剤が残っていると変色・ひび割れなどが生じる場合があるとしています。ベタつくからと洗剤を足すと、かえって悪化するのはこのためです。
つまりベタつきに効くのは「洗剤を強くすること」ではなく、洗剤を使ったら必ず水拭き→から拭きで残さないことです。
セスキ・重曹・アルカリ電解水は、木の床には向きません
ここが一番の注意点です。当店のブログでもアルカリ電解水とセスキの違いやキッチンの油汚れの落とし方でアルカリ性の洗浄剤をご紹介していますが、それはキッチンのレンジまわりなど、素材が耐えられる場所での話です。
床は事情が違います。パナソニックは木質床材について「住居用中性洗剤以外の洗剤は使用しないでください。」と明記し、アルカリ性・酸性の洗剤は床材が変色する場合があるとしています。DAIKENも、ひどい汚れには住宅用洗剤(中性)や中性の床クリーナーを薄めて固く絞った雑巾で拭くよう案内しています。
「油汚れだからアルカリ性」という発想をそのまま床に持ち込むと、変色という取り返しのつかない結果になりかねません。木質フローリングは中性洗剤、これだけ覚えておけば十分です。
水拭きしていい床・いけない床
床材によって、耐えられる水分量が変わります。まずご自宅の床がどれかを確かめてください。
| 床材 | 水拭きの考え方 |
|---|---|
| 複合(合板)フローリング・シートフローリング | 固く絞った雑巾なら可。継ぎ目に水を残さず、拭いたあとはから拭きで仕上げます |
| 無垢材・白木・オイル塗装 | 水分に弱いため、から拭き中心に。洗浄剤を使うなら中性のものに限り、アルカリ電解水は避けます |
| クッションフロア(ビニル系) | 水には比較的強い床材ですが、継ぎ目や端から水が入り込むおそれがあるため、水を流す掃除は避けるのが無難です |
| ワックス仕上げ | 水気が多いと白化することがあります。洗剤選びも被膜を傷めないものに限られます |
ワックスが必要な床かどうか、そもそもかけていいのかはフローリングのワックスがけは必要?で詳しく整理しています。判断に迷ったら、まずそちらをご覧ください。
使わないほうがよい道具
洗剤よりも被害が大きくなりやすいのが道具です。次のものは避けてください。
▶ スチームモップ
パナソニックは「『ウェットタイプのモップ』や『スチームモップ』は使用しないでください。」とし、水分による変色・ひび割れ・反りが生じる場合があるとしています。DAIKENも「スチームモップは使用しないでください。」と明言し、フローリングの突き上げ、ふくれ、ひび割れ、カビ、変色、白化などの不具合が発生する可能性があるとしています。クッションフロアのようなビニル系についても、東リは、熱が瞬間的にあたる程度ならさほど影響はないとしたうえで、100℃程度の温熱や水、圧力が長時間あたると変色や変形のおそれがあり、スチーム洗浄を積極的に薦めるものではない、としています。
▶ 水を出すタイプのロボット掃除機
DAIKENは、湿式タイプのロボット掃除機やスチームモップは変色や捲れ、膨れの恐れがあるため使用しないよう案内しています。便利ですが、床材との相性は必ず確認してください。
▶ ウェットシートの置きっぱなし
ウェットタイプのフローリングワイパーは、薬剤の種類によって表面の変色の原因になるおそれがある、とパナソニックは案内しています。使ったあとに洗浄成分が見えて残っているときは、よく絞った雑巾などで拭き取り、モップやワイパーを長時間床に放置しないこととされています。
札幌の住まいで気をつけたいこと
北海道の冬は暖房を長く使うため、室内が乾燥して無垢材はひび割れや隙間が生じやすく、逆に加湿しすぎれば湿気がこもります。床のためにも、極端に振れない湿度を保つのが理想です。
もうひとつ、玄関から持ち込まれる砂と融雪剤が黒ずみの隠れた原因になります。細かい砂粒を踏んだまま歩くと、床の表面に傷が入り、そこに汚れが入り込んでくすんで見えることがあります。冬から春にかけては、拭くことより先にまず掃除機やから拭きで砂を取り除くことを習慣にしてください。順番を逆にすると、砂を引きずって傷をつけてしまうことがあります。
落ちない黒ずみは、おそうじハウス札幌にご相談ください
日常のお手入れは、から拭き中心・洗剤は中性・使ったら残さない、この3つで十分に保てます。それでも落ちない黒ずみは、古いワックスの層に汚れが入り込んでいたり、細かい傷にたまっていたりして、ご家庭の道具では届かないことがあります。
おそうじハウス札幌では、札幌市とその近郊で、床材の種類に合わせたフローリングクリーニングやワックスがけを承っています。水回り5点セット・エアコン・洗濯機・窓サッシなどとあわせてのご依頼も可能です。女性スタッフも在籍していますので、お一人暮らしの方や小さなお子さまのいるご家庭にも安心してお任せいただけます。無料見積もり・追加料金なしで対応しており、料金は料金メニューからご確認いただけます。






