
食洗機の庫内がにおう、白い汚れが残る、という方に向けて、クエン酸を使ってよいのかどうかとお手入れの頻度を解説します。掃除の記事では「クエン酸で庫内洗浄」とよく紹介されますが、この点はメーカーによって案内が真逆に分かれています。本記事では、ハウスクリーニング専門店・おそうじハウス札幌が、メーカー各社の公開しているお手入れ情報をもとに、まず確かめるべきことと、毎回・毎月やることを整理してご紹介します。
クエン酸が使えるかどうかは、メーカーで真逆に分かれます
先に結論をお伝えすると、食洗機の庫内洗浄にクエン酸が使えるかどうかは、お使いの機種のメーカーによって案内が正反対です。ネットの掃除情報をそのまま真似すると、機械を傷める側に回ってしまうことがあります。
▶ パナソニック(ビルトイン食洗機)は「使用しないでください」
パナソニックはビルトイン食洗機のよくあるご質問で、庫内洗浄にクエン酸は使用しないでくださいと明記しています。理由として、市販のクエン酸の種類や使用量によっては、庫内やヒータに錆が発生する可能性があることを挙げています。そのうえで、別売の庫内クリーナーを使って庫内全体を洗浄するよう案内しています。
▶ リンナイは「クエン酸・食酢・レモン水」の手順を案内
一方リンナイは、食器洗い乾燥機の庫内のお手入れとして、クエン酸または食酢・レモン水を水槽内に入れて標準コースで運転する方法を案内しています。量の目安はクエン酸が20g、食酢・レモン水が50ccで、汚れがひどい場合は約2倍の量を入れるとしています。市販の食洗機庫内クリーナーを使う場合は、そのクリーナーの取扱説明書に従うようにとも書かれています。
なお、リンナイの食洗機は現在ビルトインタイプのみです。つまり、どちらもビルトイン食洗機についての案内でありながら、ここまで内容が違います。まずご自宅の食洗機のメーカーと機種を確かめ、取扱説明書かメーカーのサイトを見てから手を動かしてください。順番を逆にすると、良かれと思ってやったことが故障につながりかねません。
毎回やることは、残さいフィルターだけです
庫内洗浄の前に、もっと基本のところがあります。パナソニックはビルトイン食洗機の「ふだんのお手入れ」として、毎回、残さいフィルターを掃除することを挙げています。フィルターに残さいがたまっていたり目づまりしていたりすると、洗い上がりが悪くなったり異臭の原因になる、とされています。
手順はシンプルです。残さいフィルターの上のかごを取り外し、フィルターを取り外して残さいを捨て、洗います。汚れが落ちにくいときはブラシでこすり落とします。あわせて、次の点も案内されています。
▶ 底に水が残っていても異常ではありません
残さいフィルターを外したとき、底部に水が残っていることがありますが、これは異常ではないとされています。
▶ フィルターの下は月に1回
フィルターの下に残さいがある場合は取り除き、月に1回はフィルターの下をブラシでお手入れします。
▶ 洗ったら必ず元どおりに戻す
残さいフィルターは、洗った後に必ず元どおり入れるよう案内されています。戻し忘れは故障のもとです。
「においが取れない」というご相談では、この毎回のひと手間が抜けているケースが少なくありません。月に1回から数回の庫内洗浄はメーカーが案内しているとおり続けたうえで、毎回のフィルター掃除もあわせて習慣にしておくと、においは出にくくなります。
ビルトインと卓上型では、お手入れの頻度が違います
意外と知られていませんが、同じパナソニックでも、卓上型とビルトインでは案内されているお手入れの頻度が違います。
パナソニックの卓上型では、本体の外側とパッキンのお手入れが月1回、庫内のお手入れが月2〜3回とされています。庫内のお手入れは、通常の洗剤目安量の2倍の食洗機用洗剤を入れ、食器を入れずにお手入れコースなどで空運転を行う方法です。庫内が白く汚れたときは、洗剤の代わりに食洗機専用の庫内クリーナーを使うよう案内されています。
パッキンについては、掃除をしないとカビや水漏れの原因になるとされています。カゴを取り出し、よく絞った柔らかい布でパッキンやパッキンが当たる面、ドアのふちの汚れを拭き取ります。汚れやカビがあるときは、薄めた漂白剤に浸した布でパッキンを拭き、しばらく置いてから水拭きをする方法が案内されています。
ビルトイン側も、1か月に1回のお手入れとして庫内の洗浄が案内されています。庫内を空にして通常の2倍の専用洗剤を入れ、食器などを入れずに「強力」コースで洗浄する方法で、水アカ汚れがひどい場合は食洗機用の庫内クリーナーを使うとされています。残さいフィルターの下の汚れが取れないときにも、この月1回の庫内清掃を行う流れです。あわせて、ヒーターカバーの周辺部に汚れが付いているときは歯ブラシなどで取り除くとされています。
そしてもうひとつ、見落とされがちな一文があります。パナソニックは卓上型について、食器かごとして使っている場合や乾燥のみで使っている場合は特に汚れるため、食器を洗っていなくてもお手入れをしてくださいと案内しています。「最近あまり使っていないから汚れていないはず」は、むしろ逆というわけです。
においが取れないときに見るところ
庫内洗浄をしてもにおいが残るときは、洗浄剤を変えるより先に、汚れがたまりやすい場所を順番に見ていくほうが早く解決します。
まず残さいフィルターの下。次にパッキンとドアのふち。パナソニックは卓上型について、ドアの左右奥の隙間に残った残さいは綿棒などで取るよう案内しています。指が入らない場所なので、ここが手つかずになっているお宅は少なくありません。ビルトインならヒーターカバーの周辺も確認したいところです。
冬場に窓を開けにくい季節が長い地域では、キッチンにこもったにおいが気になりやすくなります。ただ、パナソニックが残さいフィルターの目づまりを異臭の原因として挙げ、パッキンの汚れやカビにも触れているとおり、においの出どころは庫内側にあることが多く、換気だけでは収まらない場合があります。順番に見ていくのが近道です。
食洗機まわりの落ちない汚れは、おそうじハウス札幌へ
食洗機のお手入れは、毎回の残さいフィルターと、月に1回のパッキン——この2つを続けるだけで、においも汚れもかなり防げます。そのうえで庫内洗浄をするときは、必ずお使いのメーカーの案内を先に確認してください。クエン酸の可否が真逆に分かれるくらいですから、自己流でやるのがいちばん危ない部分です。
一方で、シンクの下や排水まわり、換気扇のように、分解しないと届かない汚れはご家庭では限界があります。おそうじハウス札幌は、札幌市とその近郊で水回り5点セット・キッチン・換気扇・エアコン・浴室などのハウスクリーニングを承っています。女性スタッフも在籍していますので、お一人暮らしの方や小さなお子さまのいるご家庭にも安心してご依頼いただけます。無料見積もり・追加料金なしで対応しており、料金は料金メニューからご確認いただけます。






